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今週の都政新報
 

特別区職員座談会/係長職選考を考える/現場でステップアップ望む傾向

特別区の係長職選考が低迷している。試験区分のうち、一般の受験率でみると、04年度は23・0%だったのが年々減少し、09年度には18・6%に。受験率の下位5区では、09年度は9・0%と10%を割った。係長に必要な数が確保できない状況も生じている。原因は、どこにあるのか。昇任に対する意識なども含め、複数区の4人の方に集まって語ってもらった。             (司会=本紙編集部)

■職責に不安
 ─皆さんにとって、キャリアとは何でしょうか。
 A 区民サービスの向上のために、無駄を省き、効率的に業務を進めていくという目標を持っている。そのためのキャリアを磨こうと思っており、昇進と結び付けては考えていない。
 B 区役所は厳しい時代を迎えており、定数削減が進んでいる。個人の能力がますます問われるが、高い役職につくことがキャリアではないと思う。スペシャリストよりも、むしろゼネラリストとして、前職までの幅広い経験や知識を生かせる人材が求められていると感じる。
 C 仕事だけでなく、私生活も含めてキャリアを考えたい。私は趣味やサークル活動、資格取得のための勉強もしている。それぞれを充実させて、自分の中でいい影響を与えあっていけばいいなと思っている。
 D ずっと仕事をしてきて、積んできた知識や経験を生かし、能力をスキルアップさせて、より高度な仕事をすることが可能になっていく。その一つひとつの段階なのかなと思う。


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