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東京は夜の8時~都庁の働き方改革の行方(上)/ショック療法/役人文化の岩盤崩せるか/何度も挑戦した残業縮減

 都庁で「午後8時完全退庁」が始まって1カ月半。トップの号令で超勤縮減に向けた意識が高まる一方、現場では仕事の絶対量が減らずに対応に苦慮するケースも少なくない。昨今では電通の長時間労働・パワハラ問題の発覚を契機に、日本の労働文化に対する社会の見方も厳しくなりつつあり、働き方改革には「追い風」が吹くが、都庁はこれまで何度となく超過勤務縮減に挑戦しながら、決定的な効果を得ないまま今日に至っているのが実情だ。小池知事の下、都庁の働き方改革は成功するのか。元都職員で労働ジャーナリストの金子雅臣氏にこれまでの経過を振り返りつつ、行方を占ってもらう。

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