燃料電池バス／専用スタンド確保ピンチ／２０年度目標１００台導入分の設置急ぐ

　都環境局は水素社会を実現するため、来年度から燃料電池バスの導入に上限３千万円の導入補助制度を予定するなど、普及促進の取り組みを進める。だが、燃料電池バスに水素を充填する機能を備えた大型スタンドの設置にめどが立っていないなど、課題も浮き彫りになっている。今後、バス用スタンド整備の補助制度創設や事業者の参入を促進するため、都はスタンド用地の確保や事業者への周知などを行い、基盤整備に向けた取り組みを加速させていく方針だ。