都議会五輪特別委／海の森など競技会場で審議／ホッケー競技場野球場の存続を評価

　都議会五輪推進対策特別委員会は９日、基本設計を完了した都立施設などについて審議した。議会側は大井ホッケー競技場（品川区）の整備で野球場の存続を評価する一方、ボート・カヌー競技を行う海の森水上競技場の競技環境には疑問の声も上がった。中嶋正宏五輪準備局長は「今後は施設の整備を軌道に乗せるとともに追加競技やパラリンピック競技会場、新規恒久計画の施設運営計画などについてより具体的で詳細な検討を進める」と述べ、「組織委やＩＯＣ・ＩＰＣなどと緊密に連携し、東京に確かなレガシーを残す大会を目指して取り組む」とした。