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里親委託 伸び悩み/児福審専門部会で支援策探る

 都福祉保健局は、虐待や保護者との死別によって児童養護施設などで生活する子供たちを家庭的な環境で育てるため、里親制度の普及促進や支援体制の充実に向けた取り組みを行っている。10月から始まる里親月間では、里親経験者による体験発表会を区市町村と連携して順次開催する。都の養育家庭登録数は年々増えているが、肝心の里親への委託にはつながらない現状がある。都児童福祉審議会は今年8月から、里親を含む家庭的養護の推進に関する専門部会を設置し、課題の整理や対策実施の検討を始めた。里親制度が伸び悩む背景には、養育家庭への支援の不足や、関係者間の連携不足があると分析する有識者もいる。
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