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品川台場の戦後史/港区立港郷土資料館学芸員 高山優

 「港区台場」。住宅やホテル、レジャー施設などが建ち並ぶ新しい街の名が、実は現在も東京湾に浮かび、幕末に造られた2基の人工島「品川台場」に由来することをご存じだろうか。
 築造当時、恐らく公的には内海御台場と呼ばれた品川台場は、嘉永6(1853)年のペリー来航を機に、幕府が外国船の来襲に備えて急造した海上砲台である。当初、幕府は11基の築造を計画したが、工事中に幕府が開国に向けてかじを切ったことや資金難により、第一~第三・第五・第六の5基の台場が完成した時点で工事は打ち切られた。
 現在、第三・第六台場が現存して国指定史跡として指定されているが、近年、第一・第五台場の地下部分が発見され、埋蔵文化財包蔵地として認定された。台場の歴史は、新たな局面を迎えたのである。
 ここでは、戦後70年に当たり、品川台場の戦後史を、第一・第五台場を中心に追ってみたい。

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