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玉川上水と分水網を世界遺産・未来遺産に/準備会代表 田畑貞壽

 玉川上水は江戸時代から現在まで、東京の水の基軸を形成してきた。33ある分水の多くは新田を開発し、畑地農業を進めた。また、工業用水への転用もされ、江戸・東京の産業の発展に寄与した。水路沿いの樹木や沿川の社寺、庭園、森への導水。崖線と台地の湧水池の環境は、武蔵野固有の自然、歴史文化的景観も創出してきた。 
 産業文化と結び付いた玉川上水は、世界的にも珍しく、史跡からさらに発展させて世界にアピールする必要があると思われる。

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