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追跡/新国立競技場/都負担「500億円」の怪/根拠乏しく知事「約束ない」/前知事が絡む負担要請/第1ラウンドに勝利も

 「協力は惜しまないが、税金を払うのは都民であり、説明責任を果たさなければならない。総工費や工期の説明を受けて検討に入りたい」。18日に都庁で文部科学省の下村博文大臣から新国立競技場の整備費の一部負担の要請を受けた舛添知事は厳しい表情を見せた。負担額について、下村大臣は「周辺部など五百数十億円」と述べたが、具体的な根拠は示さず今月末に総工費の見積もりが出た時点で改めて説明する方針を示した。「私が聞くのは今日が初めて」。舛添知事は不快感を示し、旧日本陸軍を引き合いに「誰も責任を取らない」と語気を荒らげる場面があったが、過去の経緯を振り返ると、都と国、そして都議会を巡る微妙な力関係が浮かび上がる。

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