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千住あらかわから世界へ俳句文化を発信/荒川区高齢者福祉課 長谷井千絵

 「行く春や鳥啼魚の目は泪」。これは『おくのほそ道』の中で、松尾芭蕉が千住から旅立つ際に詠んだ矢立初めの句です。深川を出発した芭蕉一行は、舟で隅田川をさかのぼり千住に下り立ち、千住大橋を渡って奥州へと旅立ちました。
 先日、テレビ番組で「芭蕉は隅田川の北側南側どちらに下り立ったのか」を取り上げていました。言うまでもなく南側。つまり荒川区側で舟を下り、千住大橋を渡って日光街道を北へ進んだと私たちは信じて疑わないのですが、南北(荒川区と足立区)で諸説展開して論争を繰り広げる姿に人々の興味はかきたてられるようです。この話題になると、大変注目されます。

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