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有事の兵法~検証・小池都政(20)/ガバナンス/指揮系統のゆがみ、より顕著に

  コロナと五輪という二つの「有事」に追われた小池都政2期目。コロナが感染症法上の5類に移行し、五輪も無観客ながら完遂に導いた。ただ、人口減少や気候危機、そして国の経済政策がもたらした円安と国力の低下がひたと迫る。
 都幹部はコロナと五輪の体制を例に「有事が長引きすぎて、平常時のようになっている」と表現していたが、小池知事のスピード感とトップダウンは現都政のデフォルトになり、各局が絶え間なく「有事」に当たっているように見える。

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