東京の3・11 東日本大震災からの教訓
都政新報編集部著 A5判192ページ 定価980円(税込み) 2月22日発売

幹線道路に溢れる帰宅困難者の波、コンビニから消えた水や食料、母親たちを脅かした放射線量のホットスポット……東日本大震災で都民の日常が大きく変わり、首都東京の脆弱性が浮き彫りとなった。

東日本大震災からの教訓を生かし、迫り来る首都直下地震にどう立ち向かうのか――東京の「あの日」を記録に残す。

『都政新報』の長期連載に、現場職員からの寄稿も加えて書籍化しました。

 
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ISDN 978-4-88614-2092 C2031




目次
プロローグ
第1章 地震編―大地震で分かった東京の弱点

 あの瞬間―首都を津波が襲った
 交通機関の限界―「想定外」には臨機応変に
 帰宅難民―駅前協議会、機能せず
 自助・共助―3・11の教訓は生かされたか
 物流の確保―絶たれたガソリン供給網
 木密地域の解消―絡み合う課題が事業を阻む
 最大の津波―三連動より広い震源域を想定
 医療救護活動―慢性期の高齢者と向き合う
 長周期地震動―揺れる都庁舎、弱点露呈
 被災者受け入れ―地域で生きる支えを
 学校現場―地域連携型の防災拠点に
 死者が語る教訓―犠牲者の尊厳を守る
 液状化対策―三連動で再び起きる懸念
 救援物資―備蓄・配送に見る都市圏の弱点
 それでも帰る人々―駅や橋梁付近で滞留の恐れ
 バックアップ―東京不在の副首都論議
 情報通信―通話も渋滞、負荷軽減が急務
 第三の関東地震―房総半島南東沖、M8級を警告


第2章 原発編―初めて経験する危機に対処

 原発災害の脅威―後手に回った放射能対策
 子供を守る―行政への不信 拭えぬ不安
 組織の縦割り―一過性で済まぬ難題
 電力供給―「脱東電」安全網の多重化を
 天然ガス発電所―採算性で東電との競争に
 風評被害―国が初動で失敗、信頼喪失


第3章 3・11 伝えたいこと(寄稿文)

 被災者以外にも支援を
 土日に実験を集中/時間割を検討中
 朝まで園児二人預かる/今年度、全園を耐震改修
 炊き上げに時間かかる炉/粗大ごみ受け入れ停止も
 庁舎が6日間停電に/公共施設も一時閉鎖
 他園の兄を迎え入れる/福島の子も一時保育
 班別行動中に地震/緊急保護者会を開催
 下校直後の児童の把握困難/親も近所付き合い深めて
 停電で職場に入れず/夜間の留守番電話もストップ
 計画停電で入院患者急増/浄水装置で放射能除去を発見
 当直の駅員全員で対応/後日、乗客から感謝の声
 光ファイバーで被害を把握/集中豪雨時の電力超過が懸念
 修学旅行生は無事/停電4回、日課を変更


あとがき

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