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| ●地域の風がいきかう学校 小平養護学校との交流も9年目
「地域の風がいきかう学校」をキャッチフレーズに、地域の人々との共生を目指して、様々な取り組みをしている小平第六小学校。 生徒の昇降口は、AからIまで9つの扉の色がすべて違い、「全部開くと、グラデーションになってきれいなんです」と稲田百合校長。2時間目が終わった中休み、そこから子どもたちが一斉に校庭に飛び出してくる。「ふれあいマンデー」が開かれる毎週月曜日は和室にやってくる子も。 改築中はグラウンドを離れた場所に借りていて、往復に時間がかかるため、中休みを30分にしていた。「それもいいねということになって、そのままになったんです。その代わり昼休みは少ないんですよ」 「ふれあいマンデー」は地域開放されている24畳の和室で、地域の人々と子どもたちが触れ合うひとときだ。98年5月にスタート以来、毎週月曜日の10時20分から30分間、一度も休まず続いている。 「今は編み物が流行っている」というが、常時7、8人のボランティアが来て、お手玉、おはじき、将棋、折り紙、こまなどを子どもと共に遊んでくれ、いつも4、50人の生徒でいっぱいだ。七夕飾りや月見団子飾り、まゆ玉飾りなど、季節感あふれるものも一緒に楽しむという。 「お年寄りが多く、外でも子どもたちが、誰々のおばさんなどと声をかけてくれると喜んでいます。私も名前を覚えなくてはいけないのに覚えられないのよねなどと笑っていますね」 生徒もいろいろ話を聞いてもらえるし、お年寄りにも元気の基になって、生徒が教室に戻った後には、大人の交流の場にもなっていると効用は多い。 和室のほか、ギャラリーにも使える多目的室、図工室、音楽室、ミーティングルーム、体育館が地域に開放されている。そうした地域開放ゾーンと児童学習ゾーンのある建物は階段と洗面所で結ばれ、間のライトコートにはモビールも。 床や廊下には木材が使われ、オープンスペースもランチルームもあるという至れり尽くせりの設備だ。 「住んでいる街が大好きになってくれればいい」というこの取り組みからさらに進んで、6年生はマイチャレンジ学習として職業体験学習を。「自分の生き方を大きくとらえていこうというもの」と、将来の職業を考え、幼稚園や病院、郵便局、銀行、美容院、電気店など29もの店や施設で、実際にその職業にチャレンジするのだという。(写真中=パン屋さんを体験、写真下=銀行員にチャレンジ) 各学年に応じて様々な交流を行っているが、この交流がきっかけで、5年生は自分たちで考え、車いす体験学習をしたのだと。「ごみが出ていて、車いすが通れなかったり、自販機の口が高いなど、車いすの目線も実感したみたいです」 さらに、障害者福祉センターの通所の人とも一緒に地域清掃をしたり、学校に招いて施設を案内し、ランチルームで食事を一緒にするなどの取り組みも。 「お年寄りも幼児も障害のある人もない人も、外国の人も、様々な人とのかかわりの中で、互いに育ち合う喜びが感じられるようになればと思います」と稲田校長は話してくれた。 ↑TOPへ戻る |