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杉並区肺がん検診/区医師会で一括2次判定へ/最大5人「見落とし」受け

 杉並区の肺がん検診を受託する「河北健診クリニック」が受診者のがんを見落とし、6月に40代の女性が死亡した問題で、田中良区長は15日に会見を開き、女性の他に最大5人に見落としの可能性があると発表した。区はこの問題で、外部有識者で構成する検証委員会を設置しており、同日提出された最終答申も併せて公表。答申に基づき、専門医がいる医療機関のみ認めていた同一医療機関内での1次・2次判定を当面廃止し、区医師会が一括して2次判定を行うなどの再発防止策を実施する。田中区長は「区の検診の信頼を揺るがす事態で、全力で再発防止に取り組む」と述べた。
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