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都産業技術研究センター/バナナ繊維をフィルターに/中小企業と共同研究中

  収穫時に大量に廃棄されるバナナの葉や茎の繊維を使い、水処理のフィルターとして活用する研究が都産業技術研究センター(江東区)で進行中だ。元々は放射線物質の処理への活用を検討していたが、国からの資金援助が受けられずに頓挫。活路を新興国の水処理用に見いだそうと現在、都内の中小企業と共同研究を進めている。
 「何となく試してみようと思った」。同センターの梶山哲人環境技術グループ長はバナナ繊維への研究のきっかけをそう振り返る。バナナの年間収穫量は世界で1億トンなのに対し、収穫後に廃棄される葉や茎の量は年間10億トンを超えると言われる。資源として有効活用が検討される中、同センターでは2008年からバナナ繊維の研究を開始。当初はプラスチックとバナナ繊維を混ぜて強化プラスチックやアパレル繊維への活用を考えていたが、合成のバランスが難しく、目立った成果が出なかった。
  
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