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17年度市町村決算/経常収支/2年連続9割台/歳入・歳出は5年連続増/見かけ良化も硬直化進む

   都総務局は6日、2017年度の都内市町村普通会計決算を公表した。決算規模は、歳入が前年度比1・4%増の1兆6546億2700万円、歳出が同1・0%増の1兆6005億3200万円で、歳入・歳出ともに5年連続の増となった。経常収支比率は同0・3ポイント減の90・8%で、2年連続の90%台となった。個人住民税や法人税などの市町村民税の増などでやや良化したものの、依然として市町村の厳しい財政状況がうかがえる。

■歳 入
 歳入では、地方税が前年度比0・6%増の7331億800万円で、5年連続の増。このうち、地方税全体の約5割を占める市町村税は、納税義務者の増加で個人住民税所得割が同0・4%の増。また、近年の緩やかな景気回復のため、一部の企業の収益が増加したことで法人住民税法人税割が同1・8%の増となった。
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