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反乱勃発~中野区長選の展望と争点(上)/多選の是非/「身内の反旗」に既視感

  任期満了に伴い、6月3日に告示、10日に投票(翌日開票)される中野区長選。24日時点で5選を目指す現職の田中大輔氏(66)=自民、公明推薦=に対し、元区職員の酒井直人氏(46)=立憲民主、国民民主、自由推薦=、区議の市川稔氏(63)、元都議の吉田康一郎氏(50)、会社役員の南俊輔氏(33)の新人4氏が名乗りを上げ、乱戦模様だ。田中氏は初当選した2002年選挙で痛烈な多選批判を展開。区職員からの転身を果たした。しかし、16年を経て、自身の5選出馬に職員が反旗を翻し、今度は自らに多選批判の矛先が向いている。4期16年での成果を上げる一方、対立候補が田中氏の政治手法に対しても批判を強める中、選挙戦の争点を2回のシリーズで追う。
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