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東京最前線/上山信一・前特別顧問に聞く(下)/下水コンセッションは必然/都営交通、経営センス磨け

 ─個別の改革について見ると、下水道局がコンセッション(公共施設等運営権)を提起しています。
 下水道のコンセッションの導入は世界、全国では常識、歴史の必然に近くなっています。いずれやらざるを得ません。将来、大赤字になるのは明らかですし。まだ慣れていないだけで、50年前に国鉄の民営化が「あり得ない」と言われたのと同じです。職員も議員もまずはよく勉強してほしい。嫌だ嫌だと叫んでいても、他の自治体がコンセッションを導入して赤字を減らせば、都もやらないわけにはいかなくなるはずです。数字がいずれ解決します。浜松市が全国で初めて導入し、大阪府・市なども検討中です。ちなみにコンセッションは何も都の下水道を特定の会社に丸ごと委ねるということではないんです。こうした当たり前のことも分からずに批判する人がいる状況です。まだこれからです。
 
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