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路上生活者支援/台東区が独自巡回相談/医師同行で行政につなげ

  職を求めて上京してきた地方出身の労働者が経済的に困窮し、路上での生活を余儀なくされる。路上生活者対策は、東京が直面する大都市問題の一つだ。都内自治体による路上生活者への支援は復職が中心だったが、近年は路上生活者が高齢化し、生活保護の申請や病院の受診勧奨など福祉面での支援が欠かせなくなっている。台東区では、従来の巡回相談事業に医師や看護師などの医療従事者を同行させる都区共同のモデル事業を今年度から実施。同区は、独自の巡回相談も展開しており、成果と課題が見えてきている。
 11月末の午後7時。山谷地域にあるシャッター通りのいろは商店街の一角で地べたに布団を敷いて毛布にくるまっている男性に「こんばんは」とひざをついて話しかける男性がいる。台東区から長期路上生活者の巡回相談事業を受託しているNPO法人「山友会」の相談員だ。
 毛布から顔だけのぞかせて相談員に一言、二言応じる男性の脇で、相談員と一緒にいた女性医師が血圧を計測。「顔色が良くないし、血圧も高い」と伝え、同団体が運営している無料診療所の受診を勧めた。
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