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今週の都政新報
 

社説/低空飛行から脱却の道/「都政に邁進」問われる本気度

  第4回定例会が1日に開会した。本来ならば来年度予算編成に向けた政策の目出しなど、活発な議論が期待されるが、そうした議論を望むには程遠い状況だ。
 要因は先の衆院選で国政政党の代表に就任し、そして敗軍の将となった小池知事にある。
 国政進出の理由を「都政を前に進めるため」と強弁したが、いまだにその意味は理解できない。代表就任は知事が都政に関心がなく、国政に目が向いていることを内外に示しただけだった。その結果、都政に混乱をもたらし、都民や職員を失望させた。また、希望の党の公約に消費増税凍結や私学の教育費補助額引き上げを掲げたことは、「東京富裕論」の火に油を注いだ。
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