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ニュースの視点~週刊誌記者が見た国政と都政(1)/小池劇場の行方/油断できぬ「政治勘」

 先の衆院選では自民が圧勝したが安倍政権の支持率は回復せず、不安定なままの国政。一方、大敗を喫した希望の党を率いる小池知事は求心力が低下し、小池都政の先行きも見通しがきかない。政治ネタを追い続けている2人の週刊誌記者が国政と都政を長期連載で解説する。
 一時は政権交代の期待まで抱かせた希望の党はわずか50議席にとどまる〝惨敗〟に終わった。この結果を受けて「小池劇場はこれで終焉(しゅうえん)した」とする見方が強いが、果たしてそうだろうか。
 小池百合子氏の野望をなめてはいけない。小池氏は2008年に自民党総裁選で敗北した。09年には野党に転落。12年からの安倍政権では干され続けた。誰もが「小池氏は終わった政治家」とみなしていたところから昨年7月の都知事選、今年7月の都議選で大フィーバーを巻き起こしたのは紛れもない事実だ。
 
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