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豊洲工事/市場移転に懸念材料相次ぐ/来年7月完了が鍵

 都と業界団体による新市場建設協議会がきょう10日に開かれる。ここで豊洲新市場の開場日が来年10月11日に正式決定される見通しだが、一方で市場の豊洲移転などに影響を与えかねない懸念材料が相次いでいる。築地の水産仲卸(551業者)で構成する東京魚市場卸協同組合(東卸)は移転反対派が多く、一枚岩ではない。また、豊洲の安全対策追加工事の入札不調などが起こり、移転推進派にも不安が広がっている。
 築地の業界団体で構成する築地市場協会の幹部が6日の午前中に市場内に集まった。この日は市場の移転日について話し合われ、来年10月11日とする方針を固めたが、午後からスタートした新市場建設協議会では「10・11」に決定できなかった。この間に開いた東卸の幹部の会合で「10・11」とする方針の了解を移転反対派などから得られなかったためだ。
 
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