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職員との協力前面に/新体制後初の庁議

 就任から2日で丸1年を迎えた小池知事は同日、新任局長らが就任した新体制後初の庁議を都庁第一本庁舎で開き、局長らに訓示を述べた。「決意を新たにしつつ共に東京大改革に邁進(まいしん)していきたい」と話し、職員との協力姿勢を前面に打ち出した。その上で、市場移転問題や東京五輪などに触れ、引き続き「スピード感」ある対応を求めた。
 「あっという間の1年だった。また大変な1年だった」。小池知事は庁議の冒頭で、知事就任1年目をこう振り返った。「職員の皆さんは、時には不満を感じたこともあるだろう」と述べつつ、「新しい方向性に今、都庁は向かっている。協力をお願いしたい」と訴え、「職員と一緒に新しい東京づくりを進めていきたい。ポイントはスピード感だ」と2年目の意気込みを示した。
 就任1年目の都政を「未来に向けた種まきをした」と回顧し、「これからは種をしっかりと根付かせていく段階に入る」と言及。待機児童の解消、高齢社会への対応、防災・国際金融・経済都市の実現に取り組む姿勢を改めて示した。その上で、▽市場移転問題▽東京五輪▽多摩・島しょの活性化─の3点を当面の課題として列挙した。 
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