| | 今夏、島しょで「婚活」／旅行業者も熱視線 都内島しょ地域を舞台とした「婚活ツアー」が、都産業労働局の支援を受けて今夏からスタートする。これまで同局は島しょ地域の市町村とともに観光促進を行ってきたが、船旅の時間の長さがネックの一つとなっていた。婚活ツアーでは移動時間の長さを逆手にとってマッチングイベントの時間などに当てる。男女の出会いと島巡りを両立させ、島に若者世代の関心を集めることが狙いだ。知事肝煎りの新企画には、旅行を企画する事業者からも注目が集まっている。
「東京には島がいっぱいあるので、島巡り婚活などをしたい」。小池知事は今年の年頭インタビューなどで、少子化対策の一環として婚活事業に取り組みたい考えを示してきた。その具体策が産業労働局と観光財団が行う「島しょ婚活ツアー」への助成事業だ。船舶を活用し、「男女の交流機会を創出する」旅行商品に対して、経費の２分の１、最大１００万円を補助する。島しょに船で移動する場合、竹芝～大島間は大型船で８時間、三宅島は６時間４０分、父島には丸一日の船旅になる。この時間を活用し、船内でのイベントなど交流機会に当てる。
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