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中野区/区施設「占有」法人と和解へ/議会は秘密会で「和解案」可決

 中野区の旧桃丘小学校施設で区の文化事業を行っていた学校法人「タイケン学園」が、賃貸借契約の解除後も施設を立ち退かず、法人が契約の法定更新を主張し、区が施設の明け渡しと損害賠償を求めて双方が提訴した問題で、両者が和解する見通しであることが7日、学校法人関係者への取材で分かった。中野区議会は7日に第1回臨時区議会を開き、秘密会とした上で「土地建物明け渡し請求事件に係る訴訟上の和解について」という議案を全会一致で可決。内容は明らかになっていないが、同法人との和解と見られる。
 施設を巡っては、区がアニメなどのサブカルチャー人材を育成する「マンガ・アートコート」の実施を目的に、法人と2011年9月に16年9月までの5年間を期間とする普通賃貸借契約を締結。区は中野駅西口地区のまちづくりへの活用のため、15年12月に契約期間を更新しない考えを法人側に通知したが、法人側は16年3月に契約期間満了後も継続使用すると回答した。  
 
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